BABYMETAL LEGEND – METAL GALAXY 幕張メッセ 2日目 ライブレポート

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1.

昨日よりも気温は低いようだ。吐く息が白い。
見上げた先に見える灰色の空は寒々と目に映った。
僕は上着のポケットに手を入れたまま、最寄り駅までの歩調を速める。
だけどそれは寒くてそうしたのではない。
逸る気持ちが早歩きに表われたに過ぎなかった。
心から感激した昨夜のライブの余韻は今もなお残っている。

 

“光の力”をテーマに、堂々としたアリーナ・ショウを披露した幕張公演DAY-1。
巨大スクリーンに新曲の数々、久々の染谷歩のナレーション。
そして、東西の神バンドとアベンジャーズ3人が勢揃いしたラスト・シーン――。
少し思い返しただけでもハイライトは幾つもあった。
素晴らしいショウを体験し、心ゆくまで満足することができた。

 

今日はどんなライブになるのだろうかと考えながら電車に乗車。
昨日の帰りと同じくホットな気分で電車に揺られて会場に向かう。
JR海浜幕張駅へ着いたのは午後13時過ぎ。
駅近くで簡単な食事を済ませてから、いざ幕張メッセへ移動。
到着するなり待機場所のホール3付近へ向かう。
その後は係員の誘導のもと、やすらぎのモール(ホールとホールの間)へ場所を移した。

 

 

 

今日の番号はMの600番台。
昨日よりも若い番号だが、とくにブロックのことは気にしていなかった。
あの巨大なスクリーンがあれば、超モシュッシュピット以外、
どの場所から観てもそうは変わらないように思えた。
果たして順番となり、セキュリティチェックを受けてから入場。
チケットに印字されていたブロックは昨日と同じ「A」だった。

 

 

 

昨夜のライティングは赤だったが、今日は青。
昨日が“SUN”で、今日が“MOON”ということなのだろう。
待機場所だったホール3は随分と寒く感じたが、
ライブ会場はすでに熱気が充満しているのでだいぶ暖かく感じる。
SEで流れているのはコーン、スリップノット、アイアン・メイデン、ハロウィン、
メタリカ、アンスラックス、パンテラ、ジューダス、プリースト、聖飢魔Ⅱなど。
今日はブリング・ミー・ザ・ホライズンの曲は流れなかったが、
リンキン・パークの「Somewhere I Belong」が流れてくると自然とサビを口走っていた。

 

客層は昨日とほとんど変わらなかった。
若者や女性の姿も散見されるが、やはり中年男性の数が圧倒的に多い。
開演時刻が近づいてくるとにわかに活気づいてきた。
SEの曲が終わるたびに拍手や歓声が沸いた。
しかし昨日と同じく開演は遅れているようで、なかなか始まろうとしなかった。
そして定刻より20分ほど遅れて、ようやくライブが始まった。
刹那、怒号のような大歓声が場内のあちこちから沸き起こった。
僕は鼻息を荒くして刮目し、バックステージの巨大なスクリーンを凝視した。

 

 

 

 

2.

セットリスト

01. IN THE NAME OF
02. Distortion (feat. Alissa White-Gluz)
03. PA PA YA!! (feat. F.HERO)
04. KARATE
05. Kagerou
06. BxMxC
07. シンコペーション
08. ヘドバンギャー!!
09. Starlight
10. Shine
11. Arkadia
12. イジメ、ダメ、ゼッタイ

 

 

太陽と月が重なり合う時
舞台は巨大なメタル銀河へと姿を変えた
新たな伝説が生まれるのだ
長い年月を経て歩んできたメタルの銀河は
未だかつて見たことのない世界へとたどりついた

光の力 闇の力

その2つを手に入れて
BABYMETALはひとつになるのだ

今宵一夜限りの特別の夜
漆黒の闇に染まるメタルの銀河の彼方
BABYMETALの闇の力を目の当たりにする

 

 

オープニングムービーが終わるなり、場内は盛大な拍手に包まれた。
歓声が鳴り止まない中、1曲目の「IN THE NAME OF」でライブの幕が上がる。
曲が始まると、どこからともなく“オイ! オイ!”というコールが沸き起こった。
軽快なリズムを刻むクラップ音が鳴り響く中、左右に広がった花道とステージ奥から
シンボルマークを象った杖を手にしたBABYMETALとアベンジャーズの3人が登場。
場内から再び割れんばかりの歓声が上がる。
全員がシルバーのキツネ面を被ってはいるが、
初っ端から5人揃い踏みの演出に場内は早くも興奮の坩堝と化している。

 

それにしても、今宵も高画質LEDワイドスクリーンがその威力を発揮している。
大画面に映し出された5人は、フード付きストールマントのような黒い衣装を着ていて、
そして全員がキツネ面を被っているから誰が誰なのかはわからない。
おそらくステージ中央にいるのがSU-METALなのだろう。
神バンドはやはり昨日と違って西の神バンド、すなわち、外国人の面々のようだ。
リズミカルかつタイトな演奏を続け、観客の意識を常にステージへ向けさせている。

 

やがて「IN THE NAME OF」が終わると、ギターの残音がしばらくの間場内に響いた。
少しの間を置いてから「Distortion(feat. Alissa White-Gluz)」へとライブは続く。
順番にスポットライトで照らされたフロントの人数は3人。
BABYMETALと、アベンジャーズの藤平華乃だった。
イントロが始まるなり、3人が凛とした表情で切れ味鋭いダンスを披露。
ドラムのブラストビートが火を噴くと、観客のボルテージは一気に上昇。
ひときわ大きな歓声を上げたのち、“オイオイ”コールで場内は熱狂。
そのままなし崩し的に“Give up! Give up!”の大合唱。

 

SU-METALの張りのあるクリア・ヴォイスが空中を裂く。
“ひずんだ カラダ 叫び出す”
今夜の調子も良いようだ。
メイトたちが大声で“wow wow wow wow”と続く。
跳ねる曲だから、多くの者のテンションが急激に上がっていくのが見て取れた。
それに輪をかけて、怒涛のブラストビートが観客の心を焚き付けている。

 

やがて間奏に入り、お決まりのクラップ・シーンへと続くが、
すぐにはサビへは行かず、何拍かクラップのシーンが続いた。
確認すると、MOAMETALと藤平華乃はずっと同じ姿勢でクラップをし続けていたが、
巨大なLEDスクリーンが真っ赤に染まる中、SU-METALだけは、
無言のまま鋭い眼差しで、右腕で渦を描くようにして観客を煽り続けていた。
その後スクリーンに、各ブロックごとのサークルの絵が映し出される。
やがてSU-METALの“スクリーム”というまさに叫び声を合図に、観客はWODを敢行。
勢いそのままにサークル・モッシュへとなだれ込む。
最後のSU-METALの高音のロングトーンはどこまでも気持ちよく伸びていき、
楽曲が終わると怒号のような大歓声があちこちから沸き起こった。

 

ライブは始まったばかりだが、会場全体の熱量は随分と高まっている。
が、ここで続けざまに「PA PA YA!! (feat. F.HERO)」が披露されたものだから、
場内の熱気はさらに充満し、すでに汗だくの状態となった。
曲に入る直前、SU-METALが“幕張ーっ!”と叫ぶと大きな歓声が沸く。
続けて彼女は“ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!”と観客を煽った。
メイトたちが必死になって“パッパッパッパッパッパッパパパヤー”と叫んで応える。

 

ムービングステージが客席に向かって迫り出していく最中も、3人は絶えず観客を煽った。
フロアでは視界を覆うほどの無数のタオルが振り回され会場は一体となった。
SU-METALが力強く、巻き舌で“まーつーりぃだぁ まーつりぃだぁ”と熱唱。
観客は終始、まさにお祭りといった具合に騒いでいる。
その後に人気曲の「KARATE」が続くと場内はさらなる活況を呈した。
多くの者がグルーヴを感じながら全身を揺らしてこのエモーショナルな楽曲に没入している。

 

ズシリと響く重低音。
ギターの刻み音が五臓六腑に染み渡る。
“全部 全部 研ぎ澄まして”。SU-METALが力強く熱唱。
観客が声を張って続く。“wow wow wow”。
間奏のシーンでは、舞台の3人に倣って倒れ込むメイトが続出。
その後のサビでは多くの者が自発的にジャンプを繰り返して盛り上げた。
最後のSU-METALのロングトーンはどこまでも真っすぐに突き抜けていった。
僕は痺れた感覚に溺れながら手を上げて、その声をどこまでも追いかけた。

 

人気のある3曲の畳みかけで、1つのハイライトを迎えた感があった。
場内は異様な熱気に包まれている。
そんな中続けて披露されたのは「Kagerou」。
冒頭、神バンドによるテクニカルなソロ演奏が続くが、
ドラムのアンソニーの凄まじい高速片手ロールでは、会場が大きく沸いた。
アベンジャーズは岡崎百々子へと変わり、MOAMETALと対になって登場。
2人が肩を大きく揺らしながらリズムに乗ったウォーキングで中央へと進む。
そして、ステージ奥から現れたSU-METALと合流すると情熱的なダンスを披露。
多くの者が一緒になって上体を揺らすと場内はさらに熱を帯びていった。

 

ブルージーなギター・サウンドに乗せて、SU-METALが大人びた歌唱を披露する。
楽曲全体のグルーヴに会場が揺れる。
間奏での3人による息の合った妖艶かつリズミカルなダンスは一見の価値あり。
MOAMETALが挑発的な煽りを見せるとひときわ大きな歓声が沸き起こった。
“ユラユラユラ ユラユラ揺れる”と歌う背後のビジョンでも炎が大きく揺れている。
どこまでもグルーヴィーな同曲が終了すると場内は大歓声に包まれた。

 

心地良い余韻に浸っていると、間を置かずにまた大歓声が沸いた。
聴けばすぐにそれとわかる「BxMxC」の独特なイントロが流れ始めてきたからだった。
BABYMETALの新機軸となるラップがフィーチャーされた同曲。
ライブ初披露というだけあって、観客の興奮具合が凄まじい。
大きなどよめきが何度も起こり、それはやがて歓声や拍手へ変わっていった。
自然発生的に“B! M! C!”コールも起こっている。

 

今までにないラップ調の曲だからあまり慣れてはいないはずだが、
SU-METALのライムやフロウは痺れるほどに完璧だった。
“BMC”のハンドサインもクールにキメている。
MOAMETALと岡崎百々子が花道で断続的に観客を煽ると、
場内には“B! M! C!”コールが何度もこだました。
スクリーンに大きく映るリリック映像も効果的で、楽曲の持つクールさをさらに彩っている。

 

続く「シンコペーション」では、初っ端でブラストビートが再び火を噴き、
まるで爆撃機による絨毯攻撃のように、ズドドドドーッというフロアからの重低音攻撃を受ける。
3人が拳を大きく回しながら歌い踊ると観客は熱狂。
曲中に快活な叫び声が何度も交差した。
続いて披露された「ヘドバンギャー!!」の間奏では、
ムービングステージから煽る3人のゼスチャーに呼応した多くの観客が
“土下座ヘドバン”を敢行してBABYMETALへの忠誠と愛情を示した。
久しぶりに登場したBABYBONEたちがこの儀式的演出をさらに盛り立てている。

 

幾つも伸びるレーザー光線の演出から始まる「Starlight」も見惚れるほどのクオリティ。
SU-METAの放つ張りのある高音ヴォイスは心地よく、
彼女の圧倒的な歌唱と美しいコーラスワーク、
この曲から登場してきた鞘師里保とMOAMETALによる洗練されたダンス・ルーティン、
それから、天に向かって祈りを捧げるような振り付けはグッとくるものがあり、
その美しいシーンと対比するヘヴィなジェント・ギター・サウンドが織りなす極上な世界は
多くの観客の耳目を集めている。
メッセージ性の強いコーラスからサビへと向かう開放感に心は震え、
SU-METAが再び“Fly higher in the sky”と歌い出すと、
豊かな倍音の響きが感動を呼び起こし、涙腺が刺激され、自然と涙を流していた。
また、激しくも神秘的な光を放つスクリーンの映像は楽曲の世界観を見事に彩っている。

 

その後は幻想的な「Shine」と昂揚感溢れる「Arkadia」が続けて披露されたが、
前者ではMOAMETALと鞘師里保による、細部にまで魂が込められた情熱的なダンス、
時折強烈なダンスで表現しつつ、感情豊かに歌い上げるSU-METALの絶唱、
ソリッドに奏でられる壮大な楽曲が観る者に最上の愉悦を与え、
後者ではメロディック・スピード・メタルの美しい旋律と怒涛のバンド・アンサンブル、
煌びやかな映像と凛とした強さを見せるSU-METALのヴォーカルや
MOAMETALと鞘師里保による劇的かつダイナミックなダンスが多くの観客を魅了。
力強くも艶やかに舞う3人が観客をさらなる昂揚へと誘い、ライヴは大盛況のもと終了した。

 

「Starlight」からの“光の三部作”で、ステージ上から放たれた光は目がくらやむほどに目映く、
感情は大きく揺さぶられ、心には大きな感動が押し寄せてきた。
“光より速く 鋼より強く 使命の道に恐れなく
どれほどの闇が覆い尽くそうと 信じたこの道を歩こう”
僕は「Arkadia」終盤、ドラマチックに展開される楽曲、怒涛のブラストビートに心酔しながら、
この素晴らしき瞬間、煌めきを放ち続けるステージングを余すことなく堪能しようと、
ギュッと唇を噛んで涙を流しながらヘドバンを繰り返した。
曲が終わった時には半ば放心状態となり、ぼんやりとした視線のまま余韻に浸り続けた。

 

場内にはアンコールを促す“BABYMETAL”コールが続いている。
少しの時間を置いてから、スクリーンに映像が流れ始める。
刹那、大きなどよめきと歓声がひっきりなしに沸き起こった。
場内は今宵一番の盛り上がりを見せている。
かくいう僕も何度も驚きの声を上げた。
まるで少年のように、瞳を爛々と輝かせながら。

 

最後に披露されたのは、2017年12月の「Legend S」以来となる「イジメ、ダメ、ゼッタイ」。
会場内では“WALL OF DEATH”の狼煙が上がり、パイロの炎が上がる中、
花道の両端からMOAMETALとアベンジャーズの3人が順番にお馴染みのダッシュを披露。
ステージには東西の神バンド計8名が集結。
まるで競い合うかのように、各々がタイトに演奏する。

 

センターステージに揃った5人は、フロントダンサーにMOAMETALと藤平華乃、
バックダンサーに岡崎百々子と鞘師里保が並び、
SU-METALを中心に“W”の隊列でパフォーマンスを展開。
下手の藤平華乃の姿を、自然と目が追う。
見つめながら、無言のエールを送る。

 

間奏では、おそらくは録音なのだろうが、アベンジャーズを含めたセリフが流れ、
5人が親指を立てたまま順番に歩み寄ったのだが、
MOAMETALを凝視していた藤平華乃が危うく間違いそうになり、
他の演者の動きに合わせて体がピクリと反応してしまった姿はあまりに可愛かった。
その後はSU-METAL以外の4人が交互に戦うような振り付けで観客を魅了。
鬼気迫る渾身のパフォーマンスに、多くのメイトが胸を打たれたに違いなかった。
怒涛のブラストビートは大勢の心を焚き付け、
終盤の力強いユニゾンによる演奏は思わず感涙してしまうほどの美しさ。
東西のギターの神が向かい合って演奏しているシーンは胸アツだった。
キツネサインをクロスさせた“ダメジャンプ”はフロア一面に広がり、
一糸乱れぬパフォーマンスに会場はひとつとなり、大団円を迎えた。

 

最後は5人による恒例の“We are?”“BABYMETAL!”コールで終了。
こうして、過去のライヴを塗り替える極上のライヴ・エンターテインメントショウを披露し、
大勢の観客を虜にして、“闇の力”をテーマにした幕張メッセDAY-2公演は幕を閉じた。
演者に向けられた称賛の拍手や歓声は、しばらくの間止むことはなかったのだった。

 

 

 

ライブ終了後は、中央の大型スクリーンに恒例のエンドロールが流れ始めた。
ところどころで沸く歓声。
今年結成10周年を迎えるBABYMETALの「METAL RESISTANCE」。
10月10日からいよいよ最終楽章の「METAL RESISTANCE EPISODE X」が始まるらしい。
詳細が明かされる“FOX DAY”、4月1日がやってくるのを、今から心待ちにしよう。

 

 

LEGEND – METAL GALAXY
それは太陽と月が重なり合うとき
舞台は巨大なメタルの銀河へと姿を変える壮大な物語
光の力と闇の力を手に入れたBABYMETALは
遂にDOOMSDAYのカウントダウンと共に
運命の鐘を鳴らすのだ

2020年10月
BABYMETALがこの世に降臨して約10年
メタルレジスタンスは遂に最終楽章、第十章を迎えるのだ
伝説に終止符を打つ最後の聖戦に待ち受ける運命とは一体
すべてはキツネ様のみぞ知る
20201010 METAL RESISTANCE EPISODE X

すべてのお告げは4.1 -FOX DAY- に明かされる

 

 

 

 

3.

多幸感に包まれたまま会場の外に出る。
ロッカーから荷物を取り出し、最寄り駅へ向かう。
口元に笑みを湛えたまま、今終わったばかりのライブを振り返る。
今宵のハイライトは、やはり最後に披露された「イジメ、ダメ、ゼッタイ」だ。

 

この曲がライブで披露されることは、果たして今後あるのだろうか。
その考えは常に頭の隅にあった。
そしてその不安な気持ちは、新体制になってからも持ち続けていた。
アルバムも3枚目が出て、随分と持ち曲も増えたことだし、
もうメジャー・デビュー曲をライブでやることはないのかもしれない――。
ずっとそういったマイナスな思考に頭が支配されていた。

 

だから、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の前奏とともに、
フライングVの映像がスクリーンに映し出された瞬間は、
“まだライブでやるんだ!”という嬉しさが一気に込み上げてきて、
僕は涙声で何度も絶叫した。
そしてステージ上で繰り広げられた、5人による鬼気迫るパフォーマンス。
そのシーンを眺めていると様々な感情が沸いてきて、僕は唇をギュッと噛み締めた。
アベンジャーズの3人にしても、いろいろな苦労、様々な思いを経ての、
あの勢揃いでの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」だったのだ。
晴れの舞台ですべてを出し切ったことで、清々しい気持ちでいることだろう。
今日のライブが始まるまでの脳裏には、広島での「Legend S」公演で、
MOAMETALが独りでダッシュをした健気な姿が切ない思い出とともに張り付いていたが、
5人によるこの上ない感動のシーンとして、その記憶は上書きされた。

 

そのほかで印象的だった楽曲は「BxMxC」。
まさにBABYMETALの新機軸を打ち出したわけだが、
生のライブがあそこまでクールで痺れるものになるとは想像していなかった。
初日に披露された新曲「Oh! MAJINAI」や「Brand New Day」とあわせて、
是非とも海外ツアーでも披露してほしい。
間違いなく海外のキツネたちも心底喜ぶと思うから。

 

ほかにも印象に残った曲はあるが、挙げるとキリがないので割愛しようと思う。
そもそも楽曲の一つひとつには世界観があり、
パイロや白煙、レーザー光線、大型ビジョンでの映像を駆使した見事なまでの演出で、
曲ごとにその世界観を昇華させるから、
BABYMETALのライブは最初から最後まで息つく暇がないし、
1曲1曲に集中し、ずっと魅了されっぱなしとなる。
そこには、演者はもちろん、裏方も含めたチームBABYMETAL全員の、
ライブに対する思いや努力が結晶していて、
それがライブを通じて大勢の観客にダイレクトに伝わってくるから、
あれほど大きな感動を得ることができるのだと思う。
これだからBABYMETALのライブに足を運ぶことは止められない。

 

 

 

“光”と“闇”という異なるテーマで2日間にわたって繰り広げられた“メタルの銀河の旅”は、
観客に極上の愉悦と感動を与えて見事に完結。
これほどまでの完璧なライブを見せつけられ、もう何も言うことはない。
シアトリカルなBABYMETALのアリーナ・ショウはいつだってスペクタクルだが、
巨大なワイドスクリーンを駆使した演出はショウのグレードをさらに向上させ、
ステージング自体をさらに進化させた。
唯一無二のスタイルを誇るBABYMETALのメタル・アリーナ・ショウ。
その勢いは留まるところを知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※本レポの簡易版です。こちらも合わせてどうぞ。

BABYMETAL、幕張メッセ2DAYSでアルバム『METAL GALAXY』再現 圧倒的なショウにファン熱狂 – CDJournal ニュース
 BABYMETALが、2020年最初のワンマン・ライヴとなるワールド・ツアー日本公演の追加公演を1月25日(土)、26日(日)に千葉・幕張メッセ国際展示場にて……

 

 

 

 

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2 件のコメント

  • まさに二日目のラストシーン!MOA-METALのエアバトルシーン以来引きずっていた複雑な記憶の「上書き」としての大きな意味をもったIDZの再演であったんですね!フライングVの映像とともに沸き上がったメイトの大歓声は悲鳴に近い嬉しさがこもっていたのでしょう。いつもながらのTERIさんの名調子、まさに至上のライブレポートであり感謝しかありません。次回はヨーロッパですね!心待ちにしております。

  • >KUROTURI-METALさん

    いつもコメントありがとうございます。
    それぞれ感じ方は違うんでしょうけど、僕にとっては、あのIDZは、
    これから新体制で頑張っていくBABYMETALの強さというか、
    乗り越えて進んでいくという意思を感じた次第です~

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