BABYMETAL AWAKENS – THE SUN ALSO RISES – 横アリ公演2日目 ライブレポート

 

1.

朝起きると首に痛みを感じた。
きっと昨夜のライブで久々にヘドバンをやったからだ。
手のひらで首をさすりながら洗面所に向かうと、足腰にも痛みを感じた。
昨夜はまったくモッシュはやっていないが、長い時間最前(2列目)で踏ん張っていたから、
軽い筋肉痛になったのかもしれない。
よし、体のメンテをしてから、今宵のライブに臨むとしよう。
そう意に決めると、ホテルをチェックアウトしたのち、僕は近場のマッサージ店に立ち寄った。

 

駅周辺の、とあるマッサージ店に入店。
受付の人から整体マッサージのほか、眼精疲労回復コースなどの説明を受ける。
どうもここのマッサージ店は老舗のようで、いろいろとメニューがあるようだ。
僕は話に耳を傾けながら「なるほどぉ」と相槌を打った。

 

だけど内心ではよくわかっていなかった。
でも大丈夫。
とりあえずこういうときはわかったような表情をしていればいい。
小さい時も道でわかったような表情をしていたら、「頭の良さそうなボクちゃんだねぇ」と
知らないオバちゃんに声をかけられたことがある。
木の実ナナとジャネット・ジャクソンの見分けがつかない、僕なりの処世術だ。

 

マッサージをしてくれたのは30歳くらいの女性だった。
見た感じ、とても純情そうだ。
しょうもない将棋の駒の形をした「通行手形」をお土産として渡しても
この人なら素直に喜んでくれる気がする。

 

「もうお昼ごはんは食べましたか?」
施術してもらっている最中に、ふと話しかけられた。
僕は逡巡したのち、とりえあず「養命酒を飲んだ」とボケてみた。
「ジョークで注目の的に」と今朝のテレビ占いにあったからだ。
しかしスベった。かなり寒い。
バカ上司がひろみ郷のモノマネをしたときと同じくらいの寒さだ。

 

だけどこういった逆境には慣れている。
若い頃、付き合っていた彼女に自転車の合い鍵をプレゼントしてドン引きされたことがある僕だ。
これくらいの試練などどうってことない。

 

その後はしばらく沈黙が続いた。
僕はマッサージを受ける側なので、何も気にする必要はないのだが、
気まずさから、それとなく「今日はあいにくの雨ですね」と口にしてみた。
‟デート中、女の子との会話が続かないときは天気の話をすれば大丈夫”
その昔、Hot-Dog PRESSに書かれてあったことを思い出し、咄嗟にそれを実践してみた。
しかし女性からの反応はまったくなかった。
くそっ、またうまくいかなかった。何度こいつに騙されたことか。

 

程なくしてマッサージは終了。
会計を済ませて店を出る。
60分みっちりマッサージをやってもらったので随分と体は軽くなったが、
心は幾分、重いままなのは言うまでもない。

 

 

 

 

2.

 

その後、開場1時間前くらいに現地に到着。
クロークに荷物預けて待機場所に移動する。
LINEのリセールで手に入れたチケットなので管理番号はS2000番台。
呼ばれるまでに時間がかかり、約30分後に入場する。

 

 

 

いくら超モシュッシュピットのチケットだからといっても、
番号が番号だし、あまり良い場所ではないだろうと思っていた。
しかしながら、引き換えたチケットに印字されているエリアはBブロック。
昨日とは反対側の最前エリアだ。
しかも人はぎゅうぎゅう詰めといった按配ではない。空間にだいぶ余裕がある。
だから難なく5列目あたりに陣取ることができた。
まさか2日ともこんなに近い場所でライブを観れるとは思ってもいなかった。
嬉しい誤算だ。

 

今日もSEでBRING ME THE HORIZONの曲が多く流れている。
そういえば昨晩のライブ後の追い出しSEもBRING ME THE HORIZONだった。
グラストンベリーとサマソニで、BABYMETALと連続してライブを行う彼ら。
もしかしたらフェスでコラボが実現か。
勝手ながらそう勘ぐってしまうほどに、多く楽曲が流れている。

 

やがて定刻となり、ライブがスタートする。
BRING ME THE HORIZONの代表曲「Throne」の途中に客電が落ちると、
瞬間的に大歓声が沸き起こった。
言わずもがな、僕も声を張って一気に集中する。
直前にマッサージを受けたので首の調子は悪くない。
これならヘドバンもモッシュも問題なし。
さあ、いよいよ新生BABYMETALのお出ましだ。
親愛なるメイトの諸君、今宵も大いにピットで騒ごうではないか。

 

 

 

 

3.

セットリスト

01.新曲(仮: アルカディア)
02. メギツネ
03. Elevator girl
04. Distortion
05. 新曲(仮: シャンディ)
06. Starlight
07. シンコペーション
08. ヤバッ!
09. PA PA YA!!
10. ギミチョコ !!
11. KARATE
12. THE ONE
13. Road of Resistance

 

左右2つのスクリーンにオープニング・ムービーが流れ始める。
ややあって、SU-METALによる英語のナレーションが始まる。

 

 

それは突然の出来事だった。
私の中に、「自分の知らなかった自分」
新たな魂が宿ったことを感じたのだ。

そして私たちは出会い
メタルの銀河へと旅立ったのだ。

この巡り合わせは
偶然なのか、運命なのか。
全てはキツネ様のお導きの元に。

 

 

映像がいったんそこで終わるとあちこちから歓声が沸いた。
重い鐘の音が混じるBGMが、場内を厳かな雰囲気に包みこんでいる。
やがて仮面を被った白装束姿の3人の女性がステージに現れた。
先頭を行く女性はポニーテール、後ろの2人はツインテール。
髪を結ぶリボンは赤。明らかに過去のBABYMETALを表現している。

 

移動式のステージが、アリーナ中央に鎮座するオブジェの方へ3人を運ぶ。
やがて暗転して女性の姿が暗闇に消えると、オブジェが赤く光り出し、
昨日と同じように人間大のアンドロイドのような蝶々が羽を広げてふわりと浮遊した。
しかしそれは、メインステージ側から視認したためにそう見えているだけで、
反対側から見ると、BABYMETALのクラッシュロゴがそのまま羽ばたいていたのだという。
そしてロゴの後には過去のライブ映像が流れ始める。
登場してきた3人の女性同様、あえて過去のBABYMETALを強調する演出は、
これから先、新生BABYMETALとして新たな一歩を踏み出すために、
これまでの3人のBABYMETALに対して敬意を表している。
僕にはそのように感じられた。

 

 

約10年間の長きに渡る激動の年を経て
数々の伝説を残してきたBABYMETALは
この「日出ずる国」から新たな戦いに挑むのだ。

 

 

スクリーンに再び映像が流れ始め、
「Vocal & Dance SU-METAL」と紹介すると、
スポットライトに照らされたSU-METALが登場。
刹那、大歓声が沸き起こる。

 

同じく「Scream & Dance MOAMETAL」と紹介されて、
MOAMETALがステージに現れると、
SU-METALの時と同じくらいの歓声が沸いた。
それにしても、スポットライトを浴びる2人は、目を見張るほどに美しい。

 

その後は2人をサポートするメンバーが紹介される。
BABYMETALの2人と同じ黒い衣装を着た3人の女性がステージ後方に現れる。
髪型はみなツインテール、リボンはシルバーだ。
FOX GODにより、3人の勇敢なアベンジャーズが召喚されたとナレーションは続き、
そして今日、3人のうちの1人が‟The CHOSEN DANCERS”として選ばれる、
しかし誰が召喚されるのかはキツネ様のみぞ知る、と結ばれる。
‟諸君、首の準備はできているか?”
煽りに大歓声で応えるメイトたち。
‟新しい戦いがここから始まる”
ナレーションが終わると、JAPANがリピートされ、いよいよ今宵のライヴが始まった。

 

1曲目は昨夜同様、新曲「アルカディア(仮)」。
ドラムの怒涛のブラストビートに続き、ギターが美メロを奏でる。
メロスピの曲調に乗せてSU-METALが歌い始める。
サポートダンサーが目の前で踊っているが、どうにもその顔に見覚えがあった。
若干エキゾチックな顔立ちにパチリとした目、
刹那、藤平華乃ではないかと思ったが、確信を持てずにいた。
似ているが、でもまさかな、いや、だけどあれは‟かののん”だろう。
ライブ中はそのように内心で何度か問答した。
実際に彼女だったと知らされたのはライブが終わってからのことだった。

 

神バンドの面々は昨日と同じようだ。
下手からISAO神、BOH神、青山神、Leda神。
ちゃんと手元は見えているのだろうか。
仮面が演奏の妨げにならなければいいけどとつい、心配してしまう。

 

間奏のアレンジは若干、「Amore – 蒼星 -」を彷彿させた。
それにしてもピロピロが多い。
メロディックスピードメタルの楽曲に乗るSU-METALの伸びやかな歌唱が心地よい。
ダンスもキレやメリハリがあって曲にマッチしている。
なにより、MOAMETALと藤平華乃のダンスが絶妙にシンクロしている。
今日を迎えるにあたり、相当な鍛錬を積んできたのだろう。

 

2曲目は「メギツネ」。
3人を乗せた移動式のステージがアリーナのセンターを進んでいく。
そして曲が始まるなり、ピットは一気に熱を帯びた。
会場全体の雰囲気自体ががらりと変わっている。
間奏でSU-METALが日本語で煽ると場内はさらに熱狂した。
さすがはライブ定番のキラー・チューン。
「メギツネ」の楽曲が持つ爆発力は今宵も健在だ。

 

続いては「Elevator girl」。
歌い出しでめずらしくSU-METALがミスったが、すぐに持ちこたえる。
サビの高音はまったく問題なく、豊かな倍音を場内に響かせている。
ビジョンにはエレベーターのエフェクトがかかった映像が映し出されている。
それにしても、ここでもダンスのシンクロ具合が際立っている。
と感じた瞬間、ハタと思い出した。
まだ小学5年生だった藤平華乃がさくら学院に入るんじゃないかと噂された際、
アミューズの公式サイトでプロフィールを確認したことがあったが、
彼女のアー写を見た第一印象は‟菊地最愛に似ているな”だった。
その印象がまだ残っているから、よりシンクロしているように見えるのかもしれなかった。

 

移動式のステージが戻り、次曲「Distortion」が始まる。
目の前で3人がクールに躍動する。
「Give up! Give up!」の叫び声が大きい。
メイトたちもすっかりとデキ上がっているようだ。
「wow wow wow wow」の掛け声もかなりデカい。
それに負けないSU-METALの歌唱が場内に響き渡る。
間奏のクラップ音も大音量。
そして終始大盛り上がりのもと、やがて同曲は終了した。

 

少しの間をおいて新曲「シャンディ(仮)」が披露される。
昨日に続いて披露された同曲。
じっくりと聴き入ったが、早いピッチなのに完璧に歌いこなすSU-METALはやはり傑物だ。
3人が繰り出す情熱的なダンスに見惚れる。
サビでは縦ノリ不可避。
MOAMETALの合いの手‟カリーカリー(カリンカリン?)”がとても可愛らしい。
さくら学院のユニット、ミニパティのとある曲が脳裏をよぎる。
‟舞い踊れよ、カルマ”と歌って踊るSU-METALの姿が麗しい。
艶のあるヴォイスで‟ライララ、ライララ、ライララ、ライララ”と彼女自身が舞い踊る。
ダンスも素晴らしいので、この曲はライブで観るのがベストだが、スルメ曲になりそうだ。

 

少しの間を置いて次に披露されたのは「Starlight」。
無数のレーザー光線が場内に伸びる。
SU-METALが歌い出した瞬間、スッと鳥肌が立つ感覚を覚える。
僕は微動だにせずに彼女の歌声に心酔した。
聴き入りたいのだろう、周りの観客もみな押し黙ってステージを凝視している。

 

‟Fly higher in the sky”
聴いていると、自然と涙ぐんできた。
それはSU-METALの倍音がどうにも琴線に触れるから、というのもあるが、
やはり否応なく ‟Little God” のことが想起されるから。
僕は声を振り絞るようにして唄う。
‟Wherever we are, we’ll be with you We’ll never forget shining starlight”
‟Wherever you are, you live in my heart We’ll never forget shooting star”
ビジョンに映る、星空で強い光を放つ1つの輝星に小神様の姿を重ね合わせる。

 

幻想的だった「Starlight」に続いて披露されたのは「シンコペーション」。
昨日に続き、僕は嬉々として‟回れ 回れ”と手を振り回す。
ここでも、ダンスのシンクロ具合が素晴らしかった。
まるでMOAMETALと藤平華乃が双子のように感じられる。
それほどのシンクロ率。
言わずもがな、伸びのあるSU-METALの歌唱も抜群だった。

 

そのままセンターステージで3人は「ヤバッ!」を披露。
裏箔の手拍子が小気味よく場内に響く。
ビジョンに映る3人の体には、稲妻が迸るエフェクトがかかっている。
サビに入ると、僕は縦ノリでおもいきりヘドバンをかます。
快楽物質が脳内に広がるような感覚を覚え、悦に入る。
この曲のダンスのシンクロ度も高かった。
3人が楽しそうにステージ上で躍動する。
視界の端に映る、最初から僕の隣にいた白人男性が破顔した。
心底愉しいのだろう。

 

そして次に披露されたのは「PA PA YA!!」。
僕はタオルを首から外しながら少し下がり、ピットの輪に加わる。
移動式のステージからは火花が逆噴射。
イントロが始まるなり、ピットは早くも大騒ぎ。
‟パッパッパッパッパッパパパヤー!”の大合唱だ。
サビに入るとタオルを一斉に振り回すメイトたち。
同じタイミングで後方に下がったのだろう、先ほどの白人男性がピットにいたので、
僕は笑顔で何度も彼とハイタッチを交わす。
異国の地のライブにひとりで参加する気持ちはよくわかる。

 

間奏に入ると、SU-METALが嬉々としてF.HEROを紹介。
メインステージに現れた彼の客演により場内はますますヒートアップ。
F.HEROのラップに合わせて踊る3人がとても可愛らしい。
SU-もMOAも華乃も、満面の笑みを浮かべて楽しそうに踊っている。
この何も考えずにバカ騒ぎ出来る楽曲は、
今後のライブには欠かすことのできないキラー・チューンとなるだろう。
F.HEROのラップ・パートをどうするのかという課題をクリアして、
これからのライブでもぜひ披露してほしいと心底願う。

 

「PA PA YA!!」の余韻が残る中、間髪入れずに「ギミチョコ !!」が始まる。
ピットでは激しいモッシュが起こり、僕は笑顔でメイトたちと体をぶつけ合う。
テンポよく踊る3人を眺めていると、ふとさくら学院のスタンディング・ライブを思い出した。
2017年の10月9日にTSUTAYA O-EASTにて行われたイベント、
「さくら学院 ~放課後アンソロジー 紅葉のシャッフル・ナイト~」だ。
同イベントの中では、麻生真彩、日高麻鈴、藤平華乃からなる
一夜限りの重音部 BABYMETAL が結成され、「ギミチョコ !!」が披露されたのだが、
完成度の高さに驚いたことを今でも記憶している。(レポートはこちら
藤平は後日、そのライブを振り返り、最愛様と敬称しながら、
「ギミチョコ !!」をライブでやれたのは一生の宝、思い出になったと述懐していたが、
まさか本物のメンバーと一緒に踊ることになるとは、当時は思いもしなかっただろう。
笑顔で溌溂と踊る彼女の姿を眺めていると次第に胸が熱くなっていった。

 

続く「KARATE」ではモッシュは起こらず、みなそれぞれ体を揺らしていた。
グルーヴを楽しみながら音に身を任せているのだろう。
ビジョンに映る3人の全身を炎が包む。なかなかのエフェクト効果だ。
そして間奏に入ると、演者に倣って何人ものメイトがピットに倒れ込んだ。
僕はいつもこのシーンでは引っ張り起こす役を買って出るので、
今回もステージをちらちらと確認しつつ、最適なタイミングで数人のメイトを引っ張り起こした。
これもまた楽しい、ひとつの様式美だ。

 

エモーショナルな「KARATE」が終わると、スクリーンには昨日と同じ映像が流れ始めた。
まるでPerfumeを思わせるような楽曲と映像が流れている。
しかしよく聞くと、途中にSU-METALらしき声が混じっているように感じられた。
もしかしたらこれも新曲で、3rdアルバムには収録されるのかもしれない。

 

続く曲は「THE ONE」。
僕はステージ上の歌姫を見つめる。
やがてSU-METALがしっとりと歌い始める。
その瞬間、魂が浄化されるような感覚を覚えた。

 

彼女が歌う「THE ONE」はただただ素晴らしい。
表現力が増しているから、僕はより心酔した。
なにより彼女の歌声には「言霊」が宿っている。
スローな曲調の歌では、それがより顕著となり、否応なく琴線に触れる。
転調後、黒マントを身に纏ったMOAMETALと藤平華乃が登場してくるが、
2人が近くに来るまで、SU-METALがゆっくりと場内を見渡しているのが印象的だった。
そして2人がSU-METALの前へ歩み出て三角形のフォーメーションとなり、
引き続き美しいパフォーマンスを披露する。
‟ララララ~”の大合唱が繰り返し響き渡る。
荘厳な雰囲気を持続したまま、やがて同曲は終了した。

 

そしてラストの曲は今夜も「Road of Resistance」。
3人がフラッグをもってステージに立つ。とても様になっている。
ピットではすぐさま準備がなされ、1234の掛け声のもと、WODが始まる。
サークルモッシュの最中に目の前の男性がこけ、その後数人が倒れ込んだが、
すぐさま周りが止めて倒れた人を助け上げたので事なきを得た。

 

途中のシンガロングは迫力があった。
アリーナ中で拳が突き上げられている。
そして曲が終わると、‟We are BABYMETAL”のC&Rが始まる。
大勢が大声で‟BABYMETAL!”と叫ぶ。
最後に花火が爆音を伴って弾け、ライブは大盛況ののちに終了。
3人は満足げな笑みを浮かべたままステージを去っていった。

 

ライブ後のビジョンには昨日と同じ文字が映し出されている。
3rdアルバム「METAL GALAXY」が10月11日に発売されること。
そしてそのアルバムを携えたジャパン・ツアーが、
11月16日(土)、17日(日)はさいたまスーパーアリーナ、
11月20日(水)、21日(木)は大阪城ホールで開催されること。
僕はそれを今一度確認したのち、充実感を漂わせながら会場を後にした。

 

 

 

 

 

4.

帰りの電車に揺られながら今夜のライブを振り返る。
まず最初に触れなければならないのは、サポートダンサーを見事に勤め上げた、
現在のさくら学院の生徒会長・藤平華乃についてだろう。
昨日の鞘師里保の登場にも驚いたが、今宵の藤平華乃のパフォーマンスはさらに衝撃だった。

 

なぜならば、彼女はMOAMETALと比較しても
まったく見落としりないダンスを披露したのである。
これがどれだけすごいことか。
MOAMETALが今の藤平華乃の年齢だった頃との比較ではないのである。
確かに中学3年生だった当時のMOAMETALのダンスも素晴らしかった。
だけどその頃に比べると、今は格段に彼女のダンスは上達している。
キレ、ムーブメント、細かい動作に表現力、どれをとっても向上している。
記憶が正しければ、2015年のワールドツアーの最初のライブ・メキシコ公演を境に、
MOAMETALのダンスは見違えるほどに素晴らしくなったという印象を抱いている。
その今のMOAMETALのダンススキルと同等のスキルを、中3の藤平は見せつけたのだ。
今夜の藤平華乃のダンス・サポートは称賛に値する。

 

TLを追っていると、さくら学院の他の生徒たちも今夜のライブを観に来ていたそうだ。
生徒たち全員が生徒会長の勇姿をしかと目に焼き付けたに違いない。
また、彼女が日々ダンスの練習に明け暮れていたことを知っているはずだから、
今夜の藤平華乃のパフォーマンスを観て感涙した者がいたかもしれない。
もしかしたら終演後、プレッシャーから解放された藤平華乃もまた、
歴代の生徒会長2人から褒められ、感激の涙を流しているのかもしれない。
そういえば、昨日も3人はアイコンタクトをしながらライブを楽しんでいたが、
今日はさらに楽しんでいるように窺えた。
さくら学院の強い絆が最高のキラメキを放っていた。

 

そしてこれに関連して、ついでだからひとつだけ補足する。
昨夜の鞘師里保や今夜の藤平華乃が披露した素晴らしいダンスパフォーマンスを
水野由結、すなわちYUIMETALと比較するのはナンセンスな話である。
いくらサポートのダンサーたちが素晴らしいダンススキルを披露したとしても、
YUIMETALがいた頃のBABYMETALの栄光が色褪せることはまったくないのだ。
彼女がいた頃のBABYMETALは完結し、すでに伝説となっている。
だからYUIMETALとは一切切り離してサポートダンサーを称えなければならない。
僕はこれからも歩み続ける現在進行形のBABYMETALを応援していく、それだけである。

 

思えば昨年は、いろいろな編成のライブパフォーマンスを観た。
6月の欧州では、ダンサー2名(マッスルシスターズ)を従えた4人編成のライブを目撃し、
秋の日本公演では、総勢7名によるアリーナショーを堪能した。
BABYMETALのライブは、いざ始まってしまえばとてもスペクタクルなので、
どんな編成でも楽しむことはできたが、基本的に振付は3人編成で考慮されているので、
どうしても小さな違和感を拭い去ることはできずにいた。
しかし12月のオーストラリアでのフェスで観た、サポート1名を加えた3人編成のライブは、
まったく違和感を覚えることはなかったし、これが本来の姿だとしっくりきた。
だから、3人の候補から公演によって1人だけがサポートダンサーとして
BABYMETALに加わるという今回の体制は、現状では最適であるように思う。

 

さてさて、1週間後の名古屋公演では、いったい誰がサポートとして登場するのか。
はたまたタイに戻ったF.HEROは再来日を果たすのか。
それとも彼がいない状態で「PA PA YA!!」を披露するのかしないのか。
そしてライブ・ビューイングも決定している名古屋2日目の公演の最後には、
キツネ様から何かしら新たなお告げがあるのかないのか。
そもそも次回はMOAMETALの生誕祭だから、きっと感動的な演出があるに違いない。
興味が尽きないBABYMETALのライブ。
今からもう1週間後が楽しみだ。

 

 

 

 

都内まで移動したところで小腹が空いたので、僕は途中下車してお店を探す。
その途中、インドネシア人らしき男性から片言の日本語で道を尋ねられた。
僕がグーグルマップを表示しながら道順を説明すると、
彼は2、3度頷いてからお礼を述べて去っていった。
そんな彼の後ろ姿を、僕は怪訝な目つきで追った。

 

なぜならば、彼の表情はいわゆる‟わかったような表情”だったからだ。
きっと内心ではよくわかっていないのだろう。
でも大丈夫。なんとかなるだろう。
言わずもがな、僕だってよくわかったような表情をする。
小さい時も道端でわかったような表情をしていたら、「お、頭の良さそうなボクだなぁ」と
知らないオジサンに声をかけられたことがある。
つんく♂と上沼恵美子の見分けがつかない、僕なりの処世術だ。

 

 

 

 

2 件のコメント

  • BBCの公式Yutube チャンネルのPAPAYA in グラストンベリーは見ましたか? without F.HERO です。

  • >匿名様
    観ましたよ~ オケでしたね。しかもLeda神のギターアレンジ付き。これで今後もライブで披露されること間違いなしですね~

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