BABYMETAL 海外 ベルリン ライブレポート

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1.

密度の濃いモッシュを体感して心底満喫したケルン公演の翌日。
僕はケルン中央駅からICEでベルリンへ向かう。
ドイツでICEに乗るのは、2015年にフランクフルトからベルリンへの移動で利用して以来。
そのときもBABYMETALのライブを2日連続で観ている。

 

 

 

ICEに揺られること4時間強。
午後13時頃にベルリン中央駅へ到着。
懐かしさを覚えながらいざ、宿泊先のホテルへ。
SバーンとUバーンを乗り継いでいく。

 

 

 

ホテルにチェックインして少し休んだのち、17時頃に会場であるHuxley’sへ移動。
集まっているのはVIPも入れて100人ほど。
時間が経つにつれて、メタラー風の屈強な髭面の男たちが続々と集結してきた。
女性もそれなりの数がいる。子供はまだ数人程度して見かけていない。

 

 

 

やがて開場となり、建物の中へ入る。
上着をクロークに預けてからホール内へ入場。
フロアの真ん中付近に進む。
ケルンの会場と違って横幅があるので、モッシュはやりやすい環境だ。

 

 

 

定刻となり、SKYNDがライブを始める。
観客の反応は昨日のケルンよりも良かった。
曲の終わりだけでなく、曲中にも手や歓声を上げている。
30分程のライブを終えると場内は大きな拍手に包まれた。

 

開演15分ほど前に振り返ると、後方は2階席も含め人で埋め尽くされていた。
フロアは随分と熱気が充満している。
それにしても待っている人たちのざわつきがすごい。
日本のライブでは、開演前は比較的静かな印象だが、
海外のライブでは見知った者同士がビール片手にずっと大声で話し合っている。
そうして場内の雰囲気がこの上なく活気づいたタイミングで暗転。
BABYMETALのライブが始まる。
刹那、怒号のような歓声があちこちから沸き上がった。
僕はこの段階でもう、今宵のライブは最高なものになるという確信を得ている。

 

 

 

 

2.

セットリスト

01. FUTURE METAL
02. DA DA DANCE
03. ギミチョコ !!
04. Shanti Shanti Shanti
05. BxMxC
06. Kagerou
07. Oh! MAJINAI
08. メギツネ
09. PA PA YA!!
10. Distortion
11. KARATE
12. ヘドバンギャー!!
13. Road of Resistance

 

 

今宵もライブは「FUTURE METAL」でスタート。
ここ1週間以内に見たライブも含めてだが、映像が綺麗でインパクトがあるせいか、
この曲が一番撮影している者が多いような印象を受ける。
周囲では時折歓声や拍手が沸き起こっていた。

 

 

 

ライブは「DA DA DANCE」と続くが、岡崎百々子が登場してきた時には驚いた。
本ツアーは最初から昨日のケルン公演までは鞘師里保がアベンジャーズを務めていたが、
途中でもしかしたら岡崎百々子に代わるかもしれないと少しは考えていた。
だけど昨日のケルンからの連続のライブ、それも同じドイツ国内だから、
ここでアベンジャーズの変更があるとは全く想定していなかった。
だから驚いたが、彼女のスマイルと躍動するダンスを見ているとすぐに魅了された。
3人がフォーメンションで踊る絵は大層美しかった。
SU-METALの調子も良いようで、クリアで伸びやかな歌声を場内に響かせている。
ノリの良い楽曲に触発され、ピットでは早くも激しいモッシュが始まっている。

 

 

 

続いて代表曲の「ギミチョコ !!」が始まるとフロアは一気に熱狂。
大勢が笑みを浮かべて激しいモッシュを繰り返している。
MOAMETALと岡崎百々子が笑顔で顔を見合わせながら溌溂と踊る。
SU-METALがこともなげに安定のピッチを刻む。
ピットは終始モッシュが続き、快活な声が頭上を飛び交う。
やがて同曲が終了すると大きな歓声と拍手が沸き起こった。

 

 

 

続いて披露されたのは「Shanti Shanti Shanti」
まるで舞踏会の演目のように、3人がステージ上で美しくステップを踏む。
フロアは終始大熱狂。
縦ノリのリズムに合わせて飛び跳ねっぱなしだった。

 

続いて「BxMxC」が始まると、場内のボルテージはグンと上昇。
ピットでは大勢がリズムに合わせて大きく体を揺らしている。
SU-METALのフロウは今夜も完璧で、岡崎百々子とMOAMETALも観客を煽り続けている。
場内には“B! M! C!”コールが溢れ、凶悪で激しいピットを形成してる。

 

続く「kagerou」では、ギターの刻み音に合わせて3人が妖艶に踊り、
SU-METALの大人びた歌唱に観客は縦ノリで熱狂。
間奏のブルージーなギターサウンドが心地良く、自然と体が動く。
ピットは最後までモッシュやジャンプをする観客で満たされていた。

 

続けざまに「Oh! MAJINAI」が披露されると、ピットはさらなる活況を呈した。
序盤からノリノリになって騒ぎまくっている。
終盤になるとピットの熱気はさらに加速。
大サビでは誰も彼もが笑みを浮かべてこの愉快な楽曲を目一杯楽しんでいる。

 

怒涛の展開を見せているライブは「メギツネ」へ。
冒頭でいきなり激しいWODが炸裂する。
間奏でSU-METALがドイツ語で煽ると観客は手拍子と歓声で応え、
その後のジャンプでは大勢が嬉々としてジャンプを繰り返した。

 

ライブの勢いは衰えることなく次曲「PA PA YA!!」へ。
大勢が手やタオルを振り回し、まさにお祭り騒ぎといった具合に飛び跳ねている。
続く「Distortion」でも冒頭でWODが起こり、立て続けにサークル・モッシュが発生。
間奏後も再びWODが起こり、観客を熱狂の渦に巻き込んでいる。

 

続いて「KARATE」が披露されると、観客は手を上げ体を揺らしここでも大熱狂。
間奏ではしゃがんでからのジャンプも発生し、SU-METALのロングトーンは空を裂いた。
次曲「ヘドバンギャー!!」でも観客は頭と体を揺らして大熱狂。
目の前にいる3人の女性が大きく8の字ヘドバンをやっていたのが印象的だった。

 

“BABYMETAL”コールのあと、ライブのラストを飾ったのは「Road of Resistance」。
美しいギターオーケストレーションの音が場内に響き渡る。
冒頭のWODは激しかったが、肩車された男の子は笑顔でぐるぐる回っていた。
シンガロングの声も大きく、大勢が拳を振り上げ叫んでいる。
最後は恒例の“We are BABYMETAL!”のC&Rでライブは終了。
こうして5年ぶりに同会場で行われたベルリン公演は、大盛況のもと幕を閉じた。
終演後の場内にはいつまでも賑やかで幸せな声が溢れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

3.

 

前日のケルン公演では、開場の横幅が狭いこともあって、
ピットでのモッシュや圧縮がキツく、随分と体のあちこちをぶつけた。

 

 

 

そして今夜のベルリン公演でも、ピットは昨日以上に激しさを増したので、
大男たちに何度も激しく体をぶつけられた。

 

 

しかしながら、これほど楽しいことは他にはないと改めて実感したのも事実。
外国人、特にドイツ人とピットで笑顔でモッシュする体験は、
何ものにも代え難い歓びや幸せを毎回享受してくれる。
だからドイツ人たちとの“負けられない戦い”はこれからも続いていく、かもしれない。

 

 

フロントの3人は今日も調子は良さそうだった。
本ツアー初登場の岡崎百々子は常に堂々としていて、
ダイナミックかつ繊細に踊り、華麗なステップを踏んでいた。
彼女の姿勢からは自信が溢れ、笑顔が多く見受けられた。
シメントリーを形成するMOAMETALもさすがのクオリティ。
華奢な体から妖艶かつ繊細なダンスが豊かな表情とともに繰り広げられ、
一瞬にして人々を笑顔にさせてしまう微笑みは健在だった。

 

SU-METALも非常に好調だった。
どの楽曲においてもピッチや音程はほとんど完璧で、
その済んだ歌声で場内を余裕で支配していた。
ツアーバスでの遠征は過酷で、暖房の温度の調整をミスるとすぐに喉を痛めるので、
くれぐれも気を付けて喉を大切にしてもらいたい。

 

また、会場の音響も抜群だった。
神バンドの演奏は非常にタイトで、何度も痺れる感覚を味わった。
アンソニーのブラストビートは破壊力抜群。
音圧がかなりあったので、随分と爆音を貪って堪能することができた。

 

 

 

最後に、今夜のベルリンの観客も含めて連続で観たハンブルク、パリ、ウィーン、
そして昨日のケルンと、どの会場においても観客の姿勢は大変素晴らしかった。
BABYMETALに対する愛情やリスペクトが感じられたのはもちろん
他の観客に対する配慮も十分あり、だからこそどのライブ会場においても、
あれほどまでの一体感が生まれたのだと思う。
子供や女性だけではなく、大勢の厳つい大男をも笑顔にさせるBABYMETALのライブ。
この幸せな体験の輪の隅に加われたことに深く感謝し、僕はベルリンを後にする。

 

 

 

 

 

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2 件のコメント

  • 『ギターオーケストレーション』って多重録音の事で、少なくとも3つ以上のギターでフレーズのハモリを重ねていく事なんでBABYMETALさんの楽曲にはそれに当たるものはないです。

    あと、ピッチを刻むっていうのも明確に間違いで、ピッチっていうのはキープする物なのですよ。

    言いたい事を正しい表現で言い換えるなら『ピッチをキープしながらメロディを正確なリズムで歌い上げる』でしょうね。

    無理に音楽用語っぽい事言おうとして失敗するパターンかと思います。いいんですよ、リスナーの方は無理に玄人っぽい事を言おうとしなくても。

  • >なかじーさん
    コメントありがとうございます。
    またいろいろとご指摘・助言ありがとうございました~v

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