BABYMETAL 海外 Good Things 2018 シドニー ライブレポート

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1.

メルボルンでの大盛り上がりのライブを体験し、僕は帰国の途につく。
今思い出しても、オーストラリアのファンたちの熱狂ぶりはすさまじかった。
僕はニタニタと余韻に浸りながらメルボルン空港に向かう。
あれ、足腰がおかしいなと思ったのは空港に着いたときだった。

 

どうも昨日のライブではしゃぎすぎたようだ。
年には勝てないのだから、あまり無理してはいけない。
そう自戒したところで、ふと先日のK山くんのことを思い出した。
今の僕を見れば彼はきっと年寄り扱いしてくるだろう。
そうしてまたオジンと繰り返すに違いなかった。

 

だけど、いくらくたびれているからって、オジンはないじゃないか。

 

直接言われたことを改めて思い返すと、なんだか切なくなった。
やっぱりオジンはひどいと思う。
というか、先輩に向かって言うセリフじゃない。
やはりひどい……、ん? ひどい!?

 

K山くん、おじんはひどいぞ!
ひどいひどいひどい
ひどいひどいしどい
しどいしどいしどに……しどに?
しどにしどにーシドニー!
!? シドニーーーッ!

 

 

 

 

というわけで予定を変更してシドニーへやってきた。

セントラル駅でオパールカードを購入し、電車で一路バラタマパークへ。
今日のフェス会場の場所だ。

 

 

 

約30分後、最寄駅へ到着。
駅から数分歩くとパラマタパークに到着した。
公園の中を進むと、やがてエントランスが見えてきた。
昨日のメルボルンほどではないが、今日もとにかく暑かった。

 

 

 

入場後はとりあえず物販へ。
しかし昨日同様、BABYMETALのTシャツは完売していた。
どうもオーストラリアのファンに大人気のようだ。
メルボルンでもそうだったが、BABYMETALのTシャツを着ている人はかなり見かけた。

 

 

 

お腹が空いていたのでまずは食事。
適当に店を選び、適当な盛り合わせのフードを購入。
これぞ、ザ・フェス飯といった内容のものだ。
味は普通だが、青空の下で食べるから普段より旨く感じる。

 

 

 

その後は少しぶらぶらし、小さいステージの方へ移動。
ここにはステージ3と4があるのだが、それなりに人は集まっていた。
果たして、BABYMETALの時間が押し迫ってきたのでメインステージへ。
直射日光がきついから、観客の多くが木陰や日陰に集まっている。

 

BABYMETALのライブが始まれば、日陰にいる人たちも駆けつけてくれればいいけど。
そんなことを考えながら、ステージ2の La Disoute のライブを観る。
このバンドが終わればすぐに、隣のステージ1でBABYMETALがライブを始める。
そしてBABYMETALの開演30分前には、昨日はなかったバックドロップが掲げられた。

 

振り返ると、遥か後方まで人がぎっしりと詰めかけていた。
前のバンドの時よりも3倍は増えているだろう。
今日はBABYMETALコールは発生しなかったが、期待によるざわめきがずっと続いている。
そして開演前から小さな圧縮が起こった。
その瞬間、僕もスイッチが入る。
周囲にいるメンツを見ても、昨日よりも激しいピットになるに違いなかった。
僕はギュッと唇を結び、今か今かとステージを凝視する。
そうしてライブがスタートすると、場内から大歓声が沸き起こったのだった。

 

 

 

 

2.

セットリスト

01. メギツネ
02. ギミチョコ!!
03. Elevator Girl
04. META!メタ太郎
05. Distortion
06. KARATE
07. Road of Resistance

 

ライブは今日も「メギツネ」でスタート。
始まるなり、いきなりモッシュが始まる。
どうも率先しているのはオーストラリアのキツネたちのようだ。
BABYMETALのTシャツを着た数人の男性が音頭を取っていた。
そして開始直後の熱狂はずっと続き、間奏でのSU-METALの煽りでさらにヒートアップ
ピットは早くも揉みくちゃのカオスな状態となっている。

 

1曲目から既にすごいのに、次曲「ギミチョコ!!」が始まるとさらなる熱狂が。
イントロが始まるなり再び激しいモッシュが始まった。
大量の土煙が空を舞う。
やはり知名度抜群のキラー・ソング。
知っている人が多いからこれだけ盛り上がるのだろう。
間奏を挟んでのサビも含め、同曲は終始、大盛り上がりのまま終了した。

 

3曲目は「Elevator Girl」。
やはりセットリストは昨日と同じでいくようだ。
僕はステージを凝視して、3人のダンスを観ようするが、
周囲では同曲中もモッシュが発生し、土煙で視界が悪くなったので、
なかなかステージの3人の姿を捉えることができなかった。
SU-METALのクリアな歌声はくっきりと輪郭を伴っていて、広い青空に響き渡っている。

 

続いては「META!メタ太郎」。
イントロで多くの観客がジャンプを始める。
歌が始まっても、喜悦の声を漏らしながら観客たちは体を揺すっている
単純にBABYMETALのライブが楽しくて仕方がないのだろう。
SU-METALが煽ってもシンガロングをする人は多くはなかったが、
その分はしゃぎまくって、同曲は愉快な雰囲気に包まれたまま終了した。

 

「Distortion」が始まると、周囲で起こっていたモッシュは再び激しさを増した。
繰り返しサークルが形成され、その都度強烈なモッシュが起こる。
ふと気が付けば、ステージの奥の方に人影が重なって見えた。
おそらくは共演者たちが噂のBABYMETALのライブショーを見に来ているのだろう。
そんな彼らに見せつけるかのように、巨大なサークルを作っては観客たちが踊り狂う。
結局最後まで勢いが落ちることなく同曲は終了した。

 

そして少しばかりの間を挟み、再びピットは勢いを取り戻す。
「KARATE」だ。
イントロが始まるなり、ヘヴィなリフに合わせて大勢が体を大きく揺らす。
知名度の高い人気曲になると、ノリ方、楽しみ方は熟知しているのだろう。
そして間奏では、SU-METALが座れと言ったわけでもないのに、
みなで一斉に座り込んでからのKARATEジャンプが慣行された。
そのシーンは紛れもなく今日イチのハイライトだった。

 

大興奮の余韻を残しながらライブはラストの「Road of Resistance」へ。
勇ましいギターオーケストレーションが奏でられる中、
フラッグを持ってお立ち台に上がる3人に向けて、
僕はクラッシュロゴタオルを大きく広げる。
その後は激しいWODが繰り広げられた。
僕も途中のサークルモッシュに参加し、最後の体力を振り絞る。
そしてすべてのライブが終了し、演者が去っていく際には、大歓声と拍手が送られた。
昨日のメルボルン同様、ここシドニーの観客たちもまた、
BABYMETALがやって来るのを心底待ち望んでいたのだろう。
今日のピットの熱狂具合は、BABYMETALの目にもしっかりと焼き付いたことだと思う。

 

 

 

 

3.

その後はThe Used、Bullet For My Valentine、All Time Lowなどのライヴを観る。
2日間、炎天下の中でのライブだったので、体力の消耗がかなり激しい。
僕は昨日同様、STONE SOURのライブが終わってから帰途についた。
さすがに最後まで観る元気がなかった。
帰りの電車に揺られながら、僕はBABYMETALのライブについて思い返す

 

数年前に誰かが、“BABYMETALは平和な音楽”だと形容したことがあった。
それは日本語がわからないいろんな国の外国人たちがみな笑みを浮かべて
BABYMETALのライブを楽しんでいる様を表現したものだったと記憶している。
そして今日は7曲中、激しいモッシュがひっきりなしに起こっていたが、
誰もが笑顔を浮かべ、心底楽しんでいるように見受けられた。
他のバンドのライブでも勿論モッシュは起こるが、
BABYMETALのライブでは、最初から最後まで何かしらのモッシュが発生するから、
やはり頻度が高いように思われる。
それに、モッシュに参加する女性の割合も高い。
これって本当に稀有なんだと思う。
演奏とダンスとヴォーカルがハイブリッドでミックスされた
BABYMETALのライブパフォーマンスが、人々をそれだけ狂わせるのだろうか。

 

今日は環境が良くないこともあって、
ステージ上の演者の様子はあまりわからなかった。
モッシュのたびに土煙が舞うから、たまったものではなかった。
それでも、ビジョンを通して3人の元気な様子は垣間見ることはできた。
ヴォーカルのSU-METALは快活な声で何度も楽し気に観客を煽り、
MOAMETALもお立ち台の上でいつものように明るく立ち振る舞っていたように思う。
サポートのSAYAさんもまた、暑さに負けず、役割をしっかりとこなしていた印象だ。

 

メルボルン、シドニーと、オーストラリアの都市を沸かせているBABYMETAL。
明日はいよいよ最終の地、ブリスベン公演だ。
猛暑の中でのライブだからしんどい面はあるだろうが、
ぜひとも有終の美を飾って、
オーストラリアのファンに鮮烈な記憶を残してほしい。
そう期待しながら、僕はホテルまでの道を闊歩した。
今まさに、世界のどこかでBABYMETAL旋風が巻き起こっている様を、
僕はこの目で見て実際に肌で感じ、嬉しくなって身震いしながら帰り道を急ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2 件のコメント

  • TERI-METALさん、有難うデス、インスタグラムのきれいな映像、感動しました。
    オーストラリアの皆さん、ベビTは手に入りずらいようで、メタルティーの人は少ないようですが、ちゃんとベビメの予習が出来ている、いやUS、UAより熱いかもしれませんね、すごいレポ有り難うございます( ◠‿◠ )

  • >TONY-MAXさん
    コメントありがとうございます。
    今年は6月のドイツとイギリスのフェスにも行ってきましたけど、
    豪州も欧州と同じくらいの熱狂具合だったと思いますね。
    とにかくピットは全曲休むことなく終始勢いは衰えませんでした。
    Tシャツの在庫が少ないのは残念でしたね。
    どの会場もBMのTシャツだけがすぐに売り切れになっていました。
    僕も3日間、結局買えませんでしたね。代わりに違うバントTとフェスTを購入しましたけど。

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