【櫻井孝昌のJAPAN! JAPAN! JAPAN!】第82回 文化外交で出会った大切な同志、影山ヒロノブ、田中れいな、SU-METAL(BABYMETAL)らとジャンルを超えて~Japan Pop Culture Carnival④
今回のJPCCには、私が文化外交活動を続けていくなかで出会った、とても大切な二人が参加してくれた。一人は、私がその背中を追わせていただいている、影山ヒロノブさんだ。現在の日本と世界の間にかかっている音楽の橋は、影山さん、そして影山さん率いるJAM Projectが何年もかけて地道に世界を周ってきたことが大きいと私は確信している。影山さんは、私にとっては最高のアニキであり、師匠のような存在だ。
第7回 世界と日本をつないだシンガー、影山ヒロノブ。冒険心を持って海外へ!
もう一人は、モーニング娘。OGの田中れいな。さんざん書いてきたことだが、2010年7月パリで、プラチナ期と呼ばれる高橋愛率いるモーニング娘。の有料ライブを偶然観ることがなかったら、私にとっていまでもアイドルは関係のない存在だったかもしれない。
「櫻井さんの顔つきがどんどん変わっていくのがおもしろかった」
その場にいた音楽業界関係者の友人の弁。まさにその通りだったのだ。第59回 「歌い手として、死ぬまできっと納得しないと思うんです」-田中れいなインタビュー①モーニング娘。を卒業した田中れいなが率いるバンドLoVendoЯが、JPCCに参加してくれたことは、私にとっても最高に嬉しいことだったのだ。JPCC終盤は、そのLoVendoЯが「この世に真実の愛が一つだけあるなら」「雨あがりの夜空に」「たどりついたらいつも降り」「思うがままを信じて」の4曲を披露した。
以下はLoVendoЯから届いたコメントだ。
▲田中れいな
▲岡田万里奈
田中れいな 「おつかれーなっっ!!! 松戸の公演は本当に心から楽しくて、やっぱりホールはいいなって思いました♪♪♪ この気持ちを忘れずにこれからも頑張ります↑↑(´ー`)ノ」
岡田万里奈 「ジャンルの垣根を越えて、沢山のアーティストさん、そしてファンの方々と一つになれたのを感じました!ラスト、JAM Projectさんの『SKILL』でのオールラインナップの全員ジャンプが今も忘れられません。本当に楽しかったです」
▲宮澤茉凛
▲魚住有希
魚住有希 「Japan Pop Culture Carnival、お話をいただいたときからとても楽しみで興奮しておりました。JAM Projectさんは小学校のときからCDを聴いていたので、生でしかも、同じステージで『SKILL』を歌わせていただけるなんて、ギターを続けてて、LoVendoЯに入れて良かったなと思えました。僭越ながら、またあの興奮を味わいたいなと思っております。そしてコラボなんかもさせて頂けたら…!!! Vol.2があることを多いに期待しております!!」
宮澤茉凜 「子供のころに親しんでいたアニメソングを、本人が歌っているという素晴らしい場に、自分も一緒に立っているということに感動でした。豪華な共演者の皆様に、勇気と希望を頂きました!」
▲SU-METAL
LoVendoЯの演奏が終わった時点で3時間30分にも及んでいるJPCCも最終盤を迎えた。JPCCのためのJAM ProjectとSU-METALのコラボJAM METAL Project with SU-METAL(BABYMETAL)の登場だ。
今回、来場いただいたお客さんにもかなり意表をついた選曲だったと思うが、メタルバージョンでの、アニソン有名曲3曲が歌われた。「タッチ」「ゆずれない願い」「キャッツアイ」の3曲である。世代を超えて盛り上がってもらいたいというみなの願いでの選曲だ。
まずは、SU-METAL(BABYMETAL)からのコメント。
BABYMETALは、いま世界がとても注目しているアイドル×へヴィメタルの3人組だ。
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SU-METAL(BABYMETAL) 「JAM Projectのみなさんとコラボで一緒に歌う! 最初はすごく緊張しましたが、JAM Projectのみなさんが沢山話しかけてくれたり、色々な事を教えてくださってとても勉強になりました。最後は本当に楽しいイベントになりました。またこのような形でイベントに出演してみたいDEATH!!」
▲JAM-METAL-Project-with-SU-METAL(BABYMETAL)
影山ヒロノブ 「僕は、感想と言うか、ずっと櫻井さんからアイドルとアニソンやヴィジュアルバンドが一緒になったまさに日本のポップカルチャーの『現在』をミックスしたライブイベントをやりたいと聞いていたので本当に、それが実現できて『櫻井さん、おめでとう!』って感じです。一人の人間が動き出して、その熱さに触発されてまわりも動きだし、今まで不可能だと思われたことが可能になる。そんな体験をさせていただきました。櫻井さんありがとう。これからも一緒に走り続けましょう。」
奥井雅美 「世界へ発信している日本のポップカルチャーっていろいろあるのだな~とあらためて勉強になった1日でした。特に普段アイドルの方とはご一緒する機会はほとんどないし、『アイドル』のみんなは外見がカワイイのは当然ですが、さすがに普通レベルではなく、プロとしての可愛さと、凛とした強さも備えていて、櫻井さんもおっしゃってましたが、見えない所で凄まじい努力をされてるのを感じ取れました。是非またご一緒したいです(^-^) 異色コラボも楽しかったし、このような刺激的なイベントはずっと続けて欲しいです。ファンの皆様も是非応援よろしくお願いします」
▲影山ヒロノブ
▲奥井雅美
▲きただにひろし
▲遠藤正明
▲福山芳樹
遠藤正明 「JPCCに参加させて頂き、普段 あまり御一緒出来ない方々とのステージはとても新鮮で楽しかったです。昨今日本のポップカルチャーを世界中のたくさんの人達が支持してくれていますが、日本国内でももっと認知され盛り上がるべきだと思います。だから この様なイベントは 貴重というかやらなければいけない事だと思います。これからも、このイベントが末永く続き、盛り上がる事を願っています」
福山芳樹 「平均年齢50近いアニソン歌手の僕たちが、アイドルたちと同じステージに立って、さらにコラボまでしてしまうんだから、面白い時代になってきたなあと思います。音楽のジャンルごとに、世代ごとに、国ごとに断絶していたら、新しいものは生まれないと思います。混ぜこぜになって、そこから新しいものが生まれてくるんだと思います。今はすごいスピードで、混ざりやすくなってきている時代だと思うのです。きっと新しいものがどんどん生まれるんだろうな。それが楽しみです」
▲全出演者登場! 圧巻のラスト
世界から見たら日本はひとつ。
この当たり前だが日本国内では当たり前すぎて気づかなかったこと、やれなかったことに、これからもチャレンジしていきたいと思う。そして、こうした場に、世界のみなさんがたくさん来られたらよいなと思う。私のTwitterにも海外から観にきてくれたフォロワーのメッセージが寄せられた。松戸森のホール21の責任者、林総太朗さんはこのイベントをこう振り返る。林総太朗 「ご来場頂いたお客様、出演者の皆様、イベントを陰で支えて頂いた多くのスタッフの皆様方に感謝、感激です!Pop Cultureで同じ夢を共有する櫻井さんと出会い、『形あるものを創ろう』と試行錯誤の2年間、遂に今回のイベントに辿り着きました。ジャンルの異なるコンテンツの化学反応とその反響に感嘆しておりますが、これは決してゴールではなく、来年度のJ PCC in Matsudoに向けた号砲と考えております。来年度、このイベントが、更に充実、発展して、多くの皆様にとって“夢の空間”となるよう取り組んで行きますので、今回以上のご支援、ご協力をお願いする次第です」
私にとって、日本国内では初めての大きなプロデュースイベントになったJPCCだったが、是非大切な同志たちとまた開催したいと思っている。
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